チーム医療について

感染対策チーム

 医師(ICD)・看護師(ICN)・薬剤師・臨床検査技師の4職種で構成されており、現場での実践部門として病院内でおこる感染を防止するため組織横断的に活動しています。サーベイランス・コンサルテーション・感染対策指導・教育など感染対策が効果的に行われるように定期的にラウンドとカンファレンスを行い、近隣の医療機関とも連携・協力し、患者様やご家族、病院に関わる全ての人々を感染から守るために日々活動しています。

栄養サポートチーム(NST)

 NSTとはNutrition Support Team(栄養サポートチーム)の略です。病気によって栄養状態が悪くなったり、逆に栄養状態が悪いために病気になってしまった患者さまに対して適切な栄養がとれるようにチーム(医師、栄養士、看護師、薬剤師、言語聴覚士、臨床検査技師)で相談してアドバイスしています。栄養状態が悪いと本来なら治る病気も治らなくなったり、治るまでに余計な時間がかかるようになってしまいます。食事の量・種類・形態、食事の摂り方など不安や疑問に思うことがありましたら、主治医や看護師を通しNSTに相談してください。

褥瘡チーム

 褥瘡対策委員会として、内科医師1名、薬剤師1名、臨床検査技師1名、栄養士1名、言語聴覚士1名、看護師4名(看護師長含む)9名の構成員で活動しています。NSTチームに関連しているスタッフも多く、褥瘡患者様の栄養状態の改善、支援体制もあり協働し患者さまをサポートしています。 入院患者さまは高齢者が多く、長寿医療や障害者病床など病院の特性からも褥瘡の持ち込み患者さまが多い現状があります。褥瘡を発生すると治癒するまでに時間を要することが多く、褥瘡患者さまの日常生活の自立度は、C2が94.8%と寝たきりの方が占めていました。 このような状況の中で、いかに褥瘡発生を予防し、褥瘡の治癒率を上げていくことが重要となっていきます。チームの目的は、安全・安心なチーム医療の推進とし、平成24年度のチーム目標は、①褥瘡新規発生患者さまは12名/年以下②褥瘡治療薬とドレッシング材の適正使用③褥瘡予防対策・褥瘡ケアの実践です。根拠に基づいた知識・技術を患者さまに提供できるように、チームで取り組んでいます。

医療安全管理チーム

 副院長(医療安全責任者)、薬剤科長(医薬品安全管理責任者)、副総看護師長、企画班専門職、医療安全管理係長(医療安全管理者)の5名が週1回集まり、医療安全カンファレンスを開催しています。医療安全カンファレンスにて①医療安全に関する現場の情報収集及び実態調査②マニュアルの作成及び点検並びに見直しの提言③ヒヤリ・ハット報告の収集、保管、分析、分析結果などの現場へのフィードバックと収集結果の管理、具体的な改善策の提案・推進④医療安全に関する最新情報の把握と職員への周知⑤医療安全に関する職員への啓発、広報⑥医療安全に関する教育研修の企画・運営⑥医療安全に関する教育研修の企画・運営⑦医療安全対策ネットワーク整備事業に関する報告⑧医療安全管理に係る連絡調整⑨院内研修の実績、患者等の相談件数及び相談内容、相談後の取扱い等の内容を検討し、患者さまを中心とした医療サービスを安全に提供できるように努めています。

QOLカンファレンス

 個々の入院患者さまについて、病状を基に入院中および退院後の過ごされ方について検討をさせていただく場です。障がい者病棟の入院患者さまは、神経難病患者さま・入退院を繰り返されている高齢患者さまであり、ご自身の意思またはその推量・ご家族の願いを大切にし、“その方らしい人生”を重ねていただきたいと考えています。高齢者看護院内認定看護師が中心となり、医師・看護師・MSW・理学療法士・管理栄養士が治療・看護・栄養・摂食嚥下・コミュニケーションツールの工夫などについて話し合い、現状の生活の質の向上に加え、退院が可能な方については、今後の生活の場について、ご本人・ご家族の希望・社会的背景を十分に踏まえた上で検討し、提案をさせていただきます。

>>> 4階病棟のご案内

緩和・化療カンファレンス

 昨年、新病棟完成を機に血液カンファレンスと緩和ケアチームの活動を統合し、血液腫瘍カンファレンスを開始しました。血液・腫瘍科、内科、老年科、地域ケア科の医師、薬剤師、臨床心理士、栄養士、理学療法士、看護師がチームを組み、緩和ケア認定看護師を中心に診療活動の調整連絡・意見交換などを通して全人的なケアの充実に取り組んできました。悪性腫瘍の患者さまだけでなく、神経難病など慢性疾患の末期の患者さまもカンファレンスの対象として含め、苦痛の緩和に介入していきました。そこで、今年度より、血液腫瘍だけではなく、苦痛のある患者さますべての緩和ケアができるように、緩和・化療カンファレンスとなりました。患者さま、ご家族の方が「地域社会の中でその人らしく生きていける、その人らしさを大切にして過ごす」ことを目指し、身体のつらさ、心のつらさ、社会生活のつらさなど「つらさ」に焦点を当てた緩和ケアを行い、患者さま、ご家族の方にとって良好なQOLの実現を目指しています。

在宅移行支援カンファレンス

 『退院決定にはその疾患の寛解および治癒ばかりではなく、さまざまな解決 すべき課程・因子(栄養摂取、ADL、医療処置、および介護力など)が存在・ 介在しています。

 そこで当院では、ICF(国際生活機能分類)に準じ「心身機能・構造」「活動」「参加」の3つのレベルを全体的にとらえた『統合モデル』を用いて、人が生きることの全体像から退院を考える『在宅移行支援カンファレンス』を定期的に開催しています。これは、医師、病棟看護師、栄養士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、及び退院支援看護師を中心とした多職種が参加し行われています。』

>>> 長寿医療について

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