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あわら病院訪問看護ステーションアイリス

あわら病院のあらまし

 

院長  津谷 寛(つたに ひろし)

 国立病院機構あわら病院のホームページにお訪ねいただきありがとうございます。わたしたちの病院は福井県の最北部に位置するあわら市の西北にある小規模な病院です。物理的・地理的条件には恵まれてはいませんが、障がい児(者)医療、血液・免疫医療、そして長寿医療を中心とし、在宅医療を組み入れた特色のある専門医療を展開しています。

 病院の前身は昭和14年結核医療の拠点病院とし発足した福井県立療養所北潟臨湖園です。国立療養所として厚生省への移管、国立療養所北潟病院への名称変更、重症心身障がい児(者)病棟の開設、そして結核入院医療の終了を経て、平成16年4月から国立病院機構あわら病院として出発しています。平成24年3月の新病棟完成に伴い、一般病棟(地域包括ケア病床を含む)1棟、障害者病棟2棟の3個病棟172床で運営しています。

 国立病院機構は国民の健康と医療の向上のために、健全な経営のもと患者の目線に立って懇切丁寧に医療を提供し、質の高い臨床研究、教育研修の推進につとめることを理念としています。この国立病院機構の理念を受けて、あわら病院では、「多くの人の笑顔のために」を病院の方針として掲げ、①懇切丁寧な医療の実施、②より質の高い医療の追求、③効率的で自立した経営の推進のもと、④地域に求められる専門医療の提供することを使命として活動しております。

 現在、我が国では国民の2割が75歳以上という超高齢社会を迎え、住み慣れた地域で最期まで暮らしていけるように医療・介護・福祉の各分野とも最大の転換点に差し掛かっています。当院では高齢化が先行する過疎地域にあるため、2013年頃から「在宅医療の充実」を目標に掲げ活動しています。訪問看護ステーションの設立、介護医療情報システムの利用による多職種参加など、当院が専門とする医療・介護・福祉分野において、地域に密着したサービスを追及してきました。昨年度からは「Hospital in the home, Home in the hospital」という概念のもと、在宅での医療が入院医療のレベルになるように、入院での生活が在宅生活のレベルになるように、入院・外来・在宅の体制を整備しているところです。

 近未来に待ち受けるのは決して小さい変化ではありませんが、私たちは常に専門医療、教育、そして研究に汗を流す覚悟であり、豊富な知識、高い技術に基づいた安らぎのある医療を提供するというわたしたちの使命をしっかりと認識し、若い人たちとともにより一層、地域へ貢献していきたいと考えております。

(平成29年4月1日)